2025/5/7
みなさん、「痩せている=キレイ」という価値観、まだ根強く感じませんか?
でもその「やせ」、もしかすると健康をむしばみ、将来の医療費負担を増やす“危険なサイン”かもしれません。
2024年4月、日本肥満学会が「FUS(女性の低体重/低栄養症候群)」という新しい疾患概念を発表しました。
FUSは、Female Underweight/Undernutrition Syndromeの略で、特に若い女性に多い“やせすぎ”や“栄養不足”が原因となって起こる、体と心のさまざまな不調に注目したものです。
実は日本の若い女性は、世界でもトップクラスの“やせ”率
日本では20代女性の約2割がBMI18.5未満の「低体重」。これは先進国の中でも群を抜いて高い数字です。
「モデル体型になりたい」「SNSで映える自分になりたい」…そんな気持ちから、無理なダイエットや過度な体重管理をしている方も多いのが現状です。
でも実際には――
など、「やせすぎ」が引き金となる健康リスクは深刻です。
そしてこれらの健康障害が進行すると、将来的に医療費の増加にもつながることが指摘されています。
たとえば、骨粗鬆症による骨折や不妊治療、うつ症状への対応には、長期的な医療資源が必要となるケースもあります。
「やせすぎ」に名前をつけることで、予防と対策がしやすくなる
今回発表された「FUS」では、低体重・低栄養にともなう不調を以下のように整理しています:
これらは単なる美容上の問題ではなく、れっきとした医療対応が必要な疾患のリスクでもあるのです。
早期に「FUS」として認識し、栄養改善や生活習慣の見直しを進めることで、将来的な重症化や医療コストの増大を防ぐことが期待されます。
つまりこれは、“予防医療”としての視点からも非常に重要な取り組みなのです。
社会全体で向き合う時代へ 〜教育現場・行政・企業との連携も〜
日本肥満学会は今後、FUSの診断基準や予防・介入の方法を明確にし、
など、社会全体でこの問題に取り組む方針を示しています。
このような取り組みが広がれば、「やせすぎが美しい」という誤った価値観に一石を投じるだけでなく、生活習慣病やメンタルヘルス不調の予防、ひいては医療費削減にもつながる可能性があります。
やせていることは、必ずしも健康や美しさの証ではありません。
もしあなたの身近に「ちょっとやせすぎかも…」と感じる方がいたら、ぜひこの“FUS”という新しい考え方をシェアしてみてくださいね。
それが未来の健康、そして社会全体の医療費を守る第一歩になるかもしれません。

この記事をシェアする
ミヤザワ ヤスシ/61歳/男
ホーム>政党・政治家>みやざわ 靖 (ミヤザワ ヤスシ)>その「痩せ」、本当に健康ですか?“FUS”が教えてくれる新常識と医療費削減